介護現場において即戦力とは何か
「会社内で、新しい職員は欲しいけどゆっくり教育する余裕がないな〜」とか「明日からすぐ現場に出れる即戦力が欲しい」などと耳にすること、またはそんな事を言ってはいませんか?
では、即戦力とはなんなのでしょうか。
- 教育無しで現場に出れる?
- 会社に新しい風を吹き込んでくれる?
- ちょっとでも今すぐに自分の仕事が楽になる?
そんなのは幻想です。
わかります。わかります。
人材難な上に、介護需要は増える一方。
そんな中、自分と同じスキルを持った人間がもう一人で居たら、、なんてついつい。
幻想だとわかっていながらも求めてしまうほど人材に枯渇しがちですよね。
しかし、いくら仕事ができる人が来ても会社のチームワークが乱れるようでは戦力になりきれていません。
即戦力とは、その事業所のカラーに合った人材としてスキルを発揮し、チームとしてそれを伸ばすことができて、会社内外でその先を担う1人となり得る可能性のある人材こそが即戦力だと言うことです。
それまでの経験則や技術はどんなに輝かしいものだとしても新たに入社した会社の全てを自分主導で変えてしまおうとするような人では即戦力とは言えないのです。むしろその逆だとも言えます。
お客様ひとりひとり全員に関わり方が違う、介護方法も違う仕事だからこそ、一から学ぶ姿勢は必要です。
もちろん素人としてではなく、一定ラインの知識とスキルを持った者としてです。
極端なことを言ってしまえば、常にどんな人からも学ぶ姿勢がある人こそ即戦力だと言えるのではないでしょうか。
自分の色を押し出す人間ではなく、自身の考えを持ちながら他人を受け入れられる。
どんな色にでもなれて、いろんなところに溶け込める。
そんな人間が介護の世界では求められている存在ではないでしょうか。
まとめ
即戦力が欲しいならば、即戦力を受け入れるだけの力も必要だと思います。
その戦力を会社として育てられることも重要です。
即戦力が欲しいのであれば、まずは会社内のメンバーのスキルアップを目指し、新たな力を持て余してしまわぬようにするところからということですね。
今回は思ってた事を、少しだけ書いてみました。
新規の人材確保に希望をいだき、今いるメンバーが疎かになりがちな現場の現状を再度理解していきたいですね。