在宅介護にIotを導入して広がる世界
「扇風機つけて」
「テレビのリモコンどこ?」
こういった一言にイライラしていませんか?
まずこの記事を読むにあたって、
Iotとは、「Internet of Things」の略称で、様々な物がインターネットに接続され、繋がる仕組みのことです。テレビやエアコン、建物などこれまでインターネットとは無縁だった物がスマートフォンなどでコントロールできるようになります。
目次
在宅にIot導入して出来ること
在宅に導入するといってもどのようなことができるかイマイチわからない人も多いと思います。
ですがIot化を進めることで、
思い描いたことに出来ないことはありません。
- テレビの電源をつける(チャンネルを変える)
- 電気をオン・オフ
- エアコンをつける(温度を変える)
- 扇風機をオン・オフ
- カーテンの開閉
- 鍵の開け閉め
- 自動で室内温度を適温に保つ
- 部屋の見守り
と、これらはただの一例ではありますが、機器の組み合わせ次第でこんなことができます。
発想次第では色んなことができますので、ほんのごく一部の使い方と言えます。
どのような機器があるか
我が家で使用している機器をメインに紹介します。
ermote mini
この機器は赤外線リモコンのあるものならどのようなものでもスマートフォンから操作できるようになります。
(例:エアコン、テレビ、扇風機、電気etc)
いわゆる昔よくあった学習リモコンの進化系ですね。いまはスマートリモコンとか言うみたいです。
最近テレビでもよく見かけるようになりました、
「アレクサ、〇〇して。」ってやつ。
スマートスピーカーと呼ばれるものですが、先ほどのスマートリモコンと組み合わせることで、
「アレクサ、テレビつけて」
「アレクサ、電気消して」
「アレクサ、エアコンつけて」
みたいなことが出来るようになります。
他にはgoogle homeというスマートスピーカーや、温度感知できるもの、スイッチタイプの電気を消せるなど、様々な機器があります。さらに、カメラを使えば外出先や別居していても見守りや確認ができたり、服薬確認をできるものなどもあります。
その中でも今回は、入門的な要介護者・要支援者に使いやすいものや、少しの手助けが必要な方に使いやすいものを挙げてみました。
※上記にはWI-FI環境は必須
どんな世界が広がるか
要介護者はテレビのリモコンを取ってもらうことや、チャンネル一つを変えることにさえ気を使うという話もよく聞きます。
さらに、介助者はそういった細々とした頼み事に少しづつストレスを感じ溜め込みます。
そういった悪循環は家庭環境や介護状態の悪化にも繋がり、一つ一つは小さなことでも毎日の積み重ねが態度にも出てしまいます。お互いに生きづらく、ギクシャクしてしまいますよね。
こういったことから、介護される方のできる事を増やす意味でも生活の質の向上の為にも使えるものは使うべきだと私は考えています。
電子機器は難しいという考えを捨てて、一歩踏み出すことで、少しの楽ができます。
なんでも便利になればいいわけではありませんが、このような機材を導入することで、
自分で選択するということができるようになります。人はみんな自分のタイミングを持って生活したいものです。最新の便利なものを使えばそんな自分でできることの世界が広がります。
その少しが、自身の人生を変えるきっかけとなるかもしれません。すべては世界を広げるきっかけ作りなのです。
まとめ
私自身も実際に使っていますが、生活がとても便利になりました。手が汚れていてリモコンが持てない時や、タイマーをセットしたい時など思いつく限りalexaに問いかけてみるようにしています。
むしろ、リモコンを使う時の方が少なくなったくらいです。外出先からでも操作できるので便利。
使っていく中でどんどん在宅介護の負担軽減や自立支援につかえる!という考えが出てきました。
出来ることを増やすことや自分でするということは、さらなるチャレンジへのチャンスということです。自信の回復から向上心につながることで、介護者の負担軽減にも繋がるはずだ!という気持ちからこのブログを書きました。